ついつい買ってしまう言葉の法則|PASONAの法則とは

深夜にテレビをつけていると、たまに流れるテレビショッピングの番組。私はついつい見てしまいます。

最初は買う気は全くなく、ただ眺めているだけなのですが、だんだんと今の生活に必要な気がしてきるから不思議です。

「限定!」「今だけ!」
みたいな言葉がなんか効いてるんだろうなぁという気がしていたのですが、マーケティングの世界でPASONAの法則と言われているものがあります。

PASONAの法則って何?

PASONAは

・【P】:Problem(問題を提起する)
・【A】:Agitation(問題を更にあおりたてる)
・【SO】:Solution(解決策を提案する)
・【N】:Narrow down(限定性、緊急性を出す)
・【A】:Action(行動を促す)

以上の頭文字をとったものです。
この順番で文章を構成すると、購入に踏み込む可能性が上がると言われています。

PASONAの法則で作る訴求文章の例

これを掃除機の宣伝文を例に文章をつくってみましょう。このような宣伝文句をチラシやメールでみたことがある方も多いのではないでしょうか。

(※あくまで例で、事実には則っておりません)

—-例文ここから

【P】:Problem(問題を提起する)
みなさんは、部屋を掃除するとき、掃除機を使いますか?
実はあの掃除機から排出される空気には、多くの雑菌と塵が混ざっており、
体に悪影響をもたらします。

【A】:Agitation(問題を更にあおりたてる)
もしその部屋に、あなたの大切なお子さんがいたらどうしますか。あるいは大切な家族がその空気を肺に取り込み続けてるとしたら、
大事な人の健康を蝕んでいるかもしれません。

【SO】:Solution(解決策を提案する)
私たちはその問題に取り組み、ついに排出される空気の99.98%をクリーンにする掃除機の開発に成功しました。

【N】:Narrow down(限定性、緊急性を出す)
現在こちらの商品は海外からの輸入消費で、世界から注文が相次ぎ、生産が間に合っておりません。
※在庫わずか
私たちも生産ラインを増やし、製品の発送を急いでおりますが、在庫がなくなった場合、次の出荷予定は未定になります。

【A】:Action(行動を促す)
初回限定特価で、商品をオンラインで注文していただくと、50%オフになります。また、万が一の不具合があった場合の、無償修理保証を無期限でおつけします。

—-例文ここまで

使えるテクニックは、活用しよう

事実と異なる文章や不要な煽りは非常にいただけないですが、
商品の特徴を短時間で伝えたい広告業界では、この手法がよく取り入れられています。
自社商品やサービスの訴求文章を作る際に参考してみてはいかがでしょうか。